今回は、WordPressのプラグイン【BackWPup】を使ってバックアップしたデータを復元(リストア)する手順をご案内します。「1日前のWordPressのデータに戻したい」といった場合にご活用ください。
復元時に必要なバックアップデータの取得方法はこちらの記事をご参照ください。
※注意点
利用されているプラグインやオリジナルテーマによっては正常に復元できないケースもございます。
弊社では補償いたしかねますので、お客様任意でのご対応をお願いいたします。
リストアの手順
- バックアップファイルのダウンロード
- webサーバー上から現在のデータを別フォルダへ移動
- webサーバーに、解凍したバックアップファイルをアップロード
- 新データベースの設置
- データベースのインポート
- “wp-config.php”内の記述内容修正
【BackWPup】で特定のフォルダにバックアップを行なっている場合、以下の手順で対象フォルダを確認します。
[1]WordPressダッシュボードにある「BackWPup」の「Jobs」から”対象のバックアップ”欄「Edit」をクリック
[2]「To:Folder」タグ→”Folder to store backups in”に保存先のフォルダパスが記載されています。
[3]FTPソフト等を使って、保存先フォルダにアクセスし、【BackWPup】のバックアップファイル(圧縮ファイル)をダウンロードします。
例:hetemlFTP(WebFTP)を使って圧縮ファイルをダウンロードする場合は、対象ファイルのページ下部にある「ダウンロード」をクリックします。
[4]ダウンロードした圧縮ファイルを解凍して、WordPressのデータとデータベースのバックアップファイル(.sql)が含まれていることを確認します。
webサーバーにアップロードされている現在のWordPressの全ファイルをFTPソフト等を使って一時的に別フォルダへ移動(もしくは、ダウンロード)します。
WordPressのデータをを置いていた同じフォルダ・同じ階層に解凍したバックアップデータの全フォルダ・ファイルをアップロードします。
データベースの復元のために、まずは、データベースを新規に設置します。
[1]コントロールパネルの「データベース」から「データベース作成画面へ」をクリック
[2]データベース新規作成画面で、”データベース名”、”接続パスワード”、”メモ”を入力して「データベースを作成」します。
[3]データベース作成後、”データベース一覧”に作成したデータベースがあることを確認します。
また、”データベース一覧”に表示されている、データベースの「サーバー名」「ユーザー名」「データベース名」を忘れないようにメモしてください。
※ヘテムルのデータベース「ユーザー名」「データベース名」の頭文字には【 _ (アンダーバー)】が自動で入る仕様でございます。
新データベースに、バックアップデータからデータベースのインポートを行います。
[1]“データベース一覧”にある作成したデータベース欄の「phpMyAdmin」をクリック
[2]ログイン画面が表示されるので、”ユーザー名”、”パスワード”、”サーバーの選択(サーバー名)”を入力して「実行する」をクリック
[3]左カラムにある”データベース名”をクリック
[4]「インポート」タブを開き、「ファイルを選択」します。解凍したバックアップファイルから.sqlファイルを指定して「実行する」をクリック
※ご利用のブラウザによっては「ファイルを選択」ではなく「参照」というボタンが表示されます。
新データベースの設置[2],[3]でメモしたデータベースの情報を、WordPressをアップロードしたフォルダ内の「wp-config.php」ファイルに記述します。
入力する内容 | 記入する場所 (○○○の箇所に差し込んでください) |
---|---|
データベース名 | /** WordPress のためのデータベース名 */ define(‘DB_NAME’, ‘○○○’); |
データベースのユーザー名 | /** MySQL データベースのユーザー名 */ define(‘DB_USER’, ‘○○○’); |
データベースパスワード | /** MySQL データベースのパスワード */ define(‘DB_PASSWORD’, ‘○○○’); |
データベースのホスト名 | /** MySQL のホスト名 */ define(‘DB_HOST’, ‘○○○’); |
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